夏の陽ざしがまぶしくなってくると、
知らず知らずのうちに、心も体も「がんばりすぎて」しまうことがあります。
動きたくてもだるい。
やる気はあるのに、からだがついてこない。
そんなときこそ、大切にしたいのが――
「ゆるめて、冷やして、ひとやすみ」すること。
夏は“ととのえる”よりも、
“ほどく”ことに目を向けてあげる季節です。
火照りとがんばりを、冷たいごはんで鎮める
暑さでほてったからだを冷やすのは、
けっして“怠けること”ではなく、自然に沿ったやさしい選択。
たとえば――
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トマトやきゅうりの浅漬け
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梅干しを入れた冷たいお粥
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冷やし茶碗蒸しや、出汁で冷やした冬瓜
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甘酒に氷を浮かべた“夏のひと息ドリンク”
どれも火をあまり使わず、
胃や神経にやさしく寄り添ってくれるひと皿。
「ちょっと休もうか」
「もう十分やってるよ」
そんな声を、自分にかけてあげるようなごはんです。
がんばらないことを、自分にゆるす
夏は、自然界でも“動きすぎない”時期。
虫たちも、木々も、
静かに、ゆるやかに命を保とうとしています。
だから、私たちも――
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エアコンの効いた部屋でただ過ごす
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昼間にぼーっとお昼寝する
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何も作らず、冷たい素麺だけで済ませる
それでいい。
がんばらないことも、立派な“整え”なのです。
夏は「ととのえる」より、「ほどく」
春に芽吹いた気が、外へ外へと向かいすぎて、
ちょっと疲れを感じるころ。
だから夏は、
心と体の“緊張”をやわらかくほどいてあげる時間。
余計な力を抜くと、
深く眠れたり、ふと気づきが訪れたり、
自然とエネルギーが戻ってくるのです。
最後に
夏の台所は、がんばらなくていい。
冷たいごはんも、手抜きも、ちゃんと愛です。
「今日は冷やして、ゆるめよう」
その選択が、夏のあなたを一番やさしく癒してくれます。
だから、どうぞ安心して、ひとやすみしてくださいね。
ごはんもあなたも、がんばりすぎなくて大丈夫です^^
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