
冷蔵庫の中をのぞいて、
「何もないなぁ」とつぶやいた朝。
買い物に行かなきゃ、と思いながら、
ふと「今あるものでなんとかしてみよう」と思い直す。
小さなにんじん、卵、塩麹の瓶、残っていたごはん。
それらを集めて作った雑炊が、
びっくりするほどやさしくて、心にしみたのです。
“ない”に目を向けると、心は疲れる
「あれがない」「これが足りない」
そう思う日々は、なんだか心までカサカサしてきます。
完璧じゃないといけない気がして、
“理想の食卓”に追い詰められてしまうことも。
でも、視点を変えて
「これがある」「こんなにある」と気づけた瞬間、
心の奥がふっとゆるんでくるのです。
いま、ここにあるものは“ギフト”
たとえ具だくさんじゃなくても、
ごはんと塩だけでも、
そこに**“今日を生きるエネルギー”がちゃんとある**。
スピリチュアルの視点で見れば、
「今ここにあるもの」に意識を向けることは、
感謝と満足の波動を高める“整え”の時間でもあります。
「足りなさ」ではなく、「満ちている」に気づく
「今日はこれでいい」
そう自分に言ってあげられること。
それは、どんなに豪華なごちそうよりも、
心に深く届く“満ちる感覚”を育ててくれます。
今ある食材。
今ある器。
今の自分の気分。
それらと調和して食べるごはんは、十分すぎるほど豊かな時間なのです。
暮らしは、あるものでまわっていく
台所に立って、「今あるものでつくる」ことは、
じつは日々の中で何度も繰り返される、小さな創造の時間。
足りないからこそ、工夫する。
ないものに振り回されず、あるものと仲よくする。
そんな姿勢が、日常を静かに輝かせてくれます。
最後に
「今あるもので、じゅうぶん。」
それは、あきらめではなく、
自分と暮らしを信じる魔法のことば。
🍀 今日のごはんがどんなかたちでも、
きっと“あなたを満たす力”をもっています。
コメント