
ごはんを食べるとき、
私たちは自然と五感を使っています。
でも日々の忙しさのなかで、
味だけを頼りに“ただお腹を満たす”ように食べてしまうこともあります。
そんなとき、ふと思うのです。
「今、ちゃんと“感じて”ごはんを食べているかな?」
見る・聞く・香る・触れる・味わう
お茶碗によそわれた白いごはんの湯気。
味噌汁がぐつぐつと煮える音。
炊き立ての香り、手に触れる器の温度。
そのすべてが、“今ここ”に私を連れ戻してくれます。
食事を五感で味わうことは、
**ただの食べる行為ではなく「心を整える時間」**になるのです。
食事は、もっとも身近な“マインドフルネス”
ひと口ずつ、ゆっくりと噛む。
素材の味をしっかり感じて、
自分の「おいしい」という反応に意識を向ける。
それはまるで、一種の瞑想のような営み。
音やにおい、手ざわり、味わいをしっかり感じながら食べると、
心が静かになって、自分の中心とつながれる気がします。
「感じること」は、自分との信頼を深めること
今日はどんな味が心地よく感じる?
硬さや温度はどう?
そうやって五感を通して感じることは、
自分の内側との対話でもあります。
「私は今、これをおいしいと感じている」
そんなシンプルな気づきが、
自分の感性や感覚への“信頼”を育ててくれるのです。
整えのごはんは、特別なものじゃなくていい
見た目がシンプルでも、
素材がありあわせでも、
その場の空気感や自分の心の状態と調和していれば、それが最高の“整えごはん”。
「おいしいな」と感じることが、整っている証です。
最後に
あなたの五感は、
今日のごはんのなかに、たくさんの「癒し」を見つけてくれます。
においを深く吸い込んで、
湯気を目で楽しんで、
噛みしめる音に耳を澄ませて。
🍀五感で感じるその一杯が、きっと今日のあなたをやさしく整えてくれますように。
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